キングクルーザーに掛かった漁網の撤去作業に行ってきたので、水中作業の様子をご紹介します。
今回の撤去作業は手伝いのボランティアダイバーのほかに、タイ海軍も合同での取り組みでした。大きなタイ海軍の軍艦に圧倒!!日帰りダイビングボートが護衛されているみたいですね。キングクルーザーに行く手前で海軍職員が日帰りダイビングボートに移動し、器材セッティングや打ち合わせなどを行いました。
キングクルーザーは、1969年に「六甲丸」という船名で日本で運行されていたフェリーです。その後、1990年にタイに売船され、タイのプーケットとピピ諸島(ピーピー諸島)を結ぶフェリーとして運行していましたが、1997年プーケット沖のアンダマン海にあるダイビングポイント「アネモネリーフ」のサンゴ礁に座礁し沈没してしまった沈船です。水底約30mのところに沈んでおり、全長85m、幅25m、高さ20mの大きな沈船です。
水中での撤去作業はまず、漁網にビニール袋を少し間隔をあけながら、取り付けていきます。このビニール袋に予備の空気源(オクトパス)からエアを入れ、浮かせて水面付近で回収します。ビニールの取り付けができたら、漁網をカットしていきます。綺麗に沈船から漁網を外し、網に掛かってたいた魚も救出。網に掛かった魚たちがまた元気よく泳いでいく姿に感動。
沈船キングクルーザーは魚影が濃いことでも知られていますが、この日もこんなにたくさんのキンセンフエダイやフュージュラー、スズメダイなどが群れていました。
魚影だけでなく、沈船張り付くソフトコーラルも綺麗なポイントです。
水中での撤去作業は30分ほどで、沈船を壊すことなく、無事に作業完了!
これからも濃い魚影に、鮮やかなソフトコーラルが美しいキングクルーザーでの沈船ダイブが楽しめそうです。ぜひ、日本ともゆかりのある沈船キングクルーザーでのダイビングをお楽しみください!
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