タイ・プーケットで人気の海の生き物ウミガメ!実はウミガメにもいろいろな種類がいるのをご存じですか?同じウミガメでも種類によって顔つきや体、特徴もさまざま。今回はプーケットで見れるウミガメの種類についてご紹介します!
タイマイ
英名:Hawksbill turtle
和名:タイマイ
生息地域:太平洋、大西洋、インド洋の熱帯・亜熱帯の海域に生息。プーケットでは近郊のラチャ島やピピ島、キングクルーザー、マリンパークをはじめ、シミラン諸島など広い範囲で見られる。
大きさ:70〜90cm
【タイマイの特徴】
- 尖ったクチバシ
- 目と目の間に4つの小さな額板
- 甲羅のふちがギザギザ
プーケットで見られるウミガメの種類の中で最もダイバーが出会う確率が多い。主食はガレキサンゴや岩などに生えた海綿(カイメン)、クラゲ。海底にどっかり居座って食事していたり、岩礁の下で休んでいたり、さまざまなシーンが見られます。タイマイは加工しやすいため、工芸細工の「鼈甲(べっこう)」の材料として使用されていましたが、べっ甲製品はワシントン条約によってその製品と材料の国際取引が禁止に。絶滅危惧に指定され、現在は国際的に保護されています。
アオウミガメ
英名:Green turtle
和名:アオウミガメ
大きさ: 70〜100cm
生息地域:太平洋、大西洋、インド洋の熱帯〜温帯の海域に生息。プーケットでは近郊のラチャ島、ピピ島をはじめ、シミラン諸島やスリン諸島などタイの広い範囲で見られる。
【アオウミガメの特徴】
- 丸みを帯びたやさしい顔つき
- 目と目の間に2枚の長い額板
- 甲羅の色は青緑や褐色など
プーケットで見られるウミガメの種類の中では2番目に多く見られるのがこちら。主食は海藻で、ウミガメの中でもベジタリアンと呼ばれ、クラゲやトサカの仲間を食べることもあります。この名前の由来は、脂肪が青緑色であることからと言われています。
アカウミガメ
英名:Loggerhead turtle
和名:アカウミガメ
大きさ:70〜100cm
生息地域:太平洋、大西洋、インド洋の温帯から熱帯の海域に生息。プーケットでは近郊ではあまり見かけませんが、スリン諸島、ラノーン、サトゥン、トラトなどで見られるが、現在は数が減ってきている。
【アカウミガメの特徴】
- ずんぐりした大きな体に大きな頭部
- 顔は強面
- アゴの力が強力
- 目の目の間の額板は5枚
- 甲羅の色は褐色
プーケットでは出会う確率が少ない。主食は貝類やイカ、タコなどの軟体動物やえび、カニ、ヤドカリなどの甲殻類など小動物ですが、海藻や藻なども食べる雑食性。
ヒメウミガメ
英名:Olive ridley turtle
和名:オリーブヒメウミガメ
大きさ:50〜70cm
生息地域:太平洋、大西洋、インド洋の熱帯・亜熱帯の海域に生息。オリーブヒメウミガメは南大西洋や太平洋、インド洋などの温暖な海域にしか生息しないと言われています。プーケットでは近郊のラチャ島、ピピ島をはじめ、シミラン諸島やスリン諸島、サトゥン、トラト、パタヤなどで見られるが、現在は数が減ってきている。
【オリーブヒメウミガメの特徴】
- 他のウミガメより小さい
- 目の目の間の額板は4枚、肋甲板左右6~9枚
- 甲長と甲幅長の差が少なく、甲羅が円形
- 甲羅の色はオリーブ色や灰色
プーケットではダイバーと出会う確率が少ない。主食は貝類やイカ、タコなどの軟体動物やえび、カニ、ヤドカリなどの甲殻類など小動物を食べる。
プーケットの海で遭遇したウミガメは何ウミガメでしたが?水中で撮影した写真があれば見比べてみてくださいね。タイ・プーケット近郊には今回ご紹介したウミガメ以外のウミガメも生息しています。プーケットの海でこちらに紹介していないレアなウミガメに遭遇できるかも!?ぜひ、プーケットの海のなかでウミガメチェックしてみてくださいね。